『オーシャンズ8』女性チームメンバー スカウトストーリー

『オーシャンズ8』は、女性だけのチーム編成による、
アメリカ史上最もド派手な強盗計画を企てる物語。詳しくはコチラ

主要キャラクターのデビーとルーにより、様々な背景をもった一癖も二癖もある人物を次々と仲間に引き入れます。

さて、一体どのようなチーム人事を組んだのでしょうか?

映画前半部分は各キャラクターのスカウトシーンが小気味良い会話と共に展開されます。
各キャラクターのバックグラウンドが衣装や話し方などで垣間見れ、
キャラクター設定の理解に役立ちます。

ここでは各登場人物の人事の成り行きについて英語のセリフと共にご紹介!
オシャレな会話に酔いしれましょう。

女強盗チーム「オーシャンズ8」メンバー選出ストーリー

ローズ

メットガラに潜入するのに、ホスト役のダフネを丸め込むため、
デザイナー探しをするデビー&ルー。

❝Now a lot of these we could target but Anna won’t approve them and Anna has to approve everything.❞

❝There’s a few(fewではないところがミソ) less-established(無名の) choices but they are not gonna give us the juice we need.❞
※「❝few❞と❝a few❞の違いは?」はコチラ

デザイナーという肩書だけで誰でもいいというわけではないということですね!

VOGUE編集長のアナ・ウィンターのお目に叶う人物、
知名度、経歴、人間関係、プライベート事情を勘案した結果、二人が目を付けたのは…

90年代に一世風靡したローズ・ワイルド。
彼女、栄光は過去の産物となってしまったようで、

ルーがデビーに含みを持った物言いで
❝She owes the IRS $5 million.❞(500万の税金を滞納)

この後、
デビーが「いいカモ見つけた。うふふ」と顔ニンマリするシーンがかっこよすぎる件。
この二人、悪どいことは確かです。
ですが、容姿の美しさだけでない、生きとし生けるもののたくましさが表出しているからか、
惹きつけられる。きっと現実でも悪魔っぽい人って容姿が麗しいに違いない!
光と闇は同じぐらいその人の中で拮抗、比例しているのかもしれません。

❝There is a lien on her assets, they’ve impounded her passport. The bank seized her townhouse.❞(資産差し押さえ、パスポート没収、住まい押収!)
❝She gambled everything on this.❞(ショーにすべてを賭けている崖っぷちローズ!)
❝Self-financed. Credit from an Omaha bank.❞(費用はオマハ銀行から借金。)
※「似たような意味、❝lien❞、❝impound❞、❝seize❞とは?」はコチラ
※「creditとは?」はコチラ

ローズ大ピンチ!
でも、二人が求める要素を全て満たしており、申し分ない人材のようです(笑)

コンスタンス

ル ❝Wait till you see, this girl has some of the best hands I’ve ever seen.❞
デ ❝Is this one sane ?❞
ル ❝Hundred percent.❞

コンスタンスを見たデビー。
マジで?カードイカサマ師だけど?と落胆を隠せません。

デ ❝Is this our only choice ?❞
ル ❝The turnover(離職率、転覆、どんでん返し、売上高) in pickpockets are huge.❞

カードイカサマか~ら~の、スリ!
スリ市場も縮小している中、凄腕を持つコンスタンスは、厳しい環境の中自身の腕を実地で磨きあげたプレーヤーだと思われます(笑)
しれっ~とした顔が見ていてとても面白いのですが、、、
人に表情を読み取られないようにするのもスキル。こういう人います。
イメージとしてはベテランの営業マン。一見、すごく腰が低いんだけど、
本質をズバッと見抜く力が高く、人脈づくりや根回しが上手だったり。相手の懐に入るのが上手。場数をこなした人だけにしか成しえない世界なのかもしれません。
まっコンスタンスは違法だけど!!!

ところで、ターンオーバーと言えば肌でしょ!っていう程度の知識しかありませんでしたが、
文脈によっていろいろ変化するんですね!
言葉の根源には回転という意味があり、派生してビジネスでは取引額、総売上高にも使われるようです。

アミータ

❝How long would it take you to make seven pieces of jewelry if the stones were already cut ?❞
❝Probably five or six hours.❞
❝How long if I told you, you didn’t have to live with your mother any more.❞
❝Less❞

宝石商のアミータ。
ザ・職人。仕事に対しての熱量、スキルは人一倍高い!
母親と折り合いが悪く、恋人がいないことが目下の悩み。
デートアプリマッチングでマッチングが確定した際に、
「えっえっ次どうするのぉ~?」と動揺するアミータをコンスタンスがあれやこれや指南する
コミカルなやりとりとはうって変わって、宝石と向かうアミータは目の光り方が違います。
凛とした顔つきが美しいです。
手に職を持った人の佇まいをうまく演じています。

個人的に気になったこと♡
トゥーサンをそれぞれ7つのジュエリーに解体するシーンで、
身に着けていた黒革ベルトが素敵でした♡
カルティエが題材だから、もしかしたらマストタンク?なんて思いましたが、、、
実際はどうなのでしょうか?

タミー

デビーがルーに何故男性をチームに加えないのか、に対して
❝A him gets noticed. A her gets ignored, and for once we wanna be ignored.❞
❝What about Tammy ?❞

タミーはこの❝ignore❞がキーワードですね!
本当に何においても優秀なデキル子(笑)ちゃんなのですが、
それがゆえに、自分の能力を主婦業では持て余しているよう。欲求不満爆発寸前のタミー。
こういう主婦いそう!そう思わせる演技のお仕事ってすごいな~と思いました。

デ ❝Look at all this. I thought you retired ?❞
タ ❝I did.❞(ばつが悪そうに…)
デ ❝Not as exciting as hijacking trucks that are smuggling dishwashers from Canada, right ?(←おいっ!!!刺激的すぎるだろっっ)

そしてデビーのクロージングが始まります(笑)
❝But you were so very good at it.❞ 得意だったじゃない。
❝You’re not bored out here Tam-Tam ?❞ 退屈してない?
❝I need a fence.❞ 捌きたいものがあるの(タミーの得意とするところ)。
❝I think I’m gonna tell you how big the job is.❞ どれだけ大きい仕事か教えてあげる。

怒涛の言葉の攻撃!
日々の主婦業では満たされないタミーの心に、デビーの言葉は甘く染みわたります。
拒絶するつもりが、うまく取り込まれてしまいました。
でもそれは、タミーが渇望していたもの。
それを見抜いて一気に攻め落としたデビーもすごい…

最後に、倉庫に積まれた違法商品?を見渡してデビーがタミーに問います。
デ ❝How do you explain all this to your husband ?❞
タ ❝Ebay❞
デ へ~なるほどーみたいな顔をする(笑)

主婦業も完璧にこなすタミーだからこそ、旦那さんも細かいことは気にしないのか?!
(いやいや突っ込むでしょっ!)
タミーの複雑な女心は、共感される方も多いのではないでしょうか。

ナインボール

デビーとルーの掛け合いは、長年構築した信頼関係に基づいた安心感を感じさせます。
着ているものもおしゃれですが、会話もスマートでファニー♡
二人のナイスなバディっぷりは、会話の随所にちりばめられています。

後に、リアーナ演じるナインボールをスカウトすることになるのですが、
その前段階で、ハッカー探しで思わず笑ってしまった場面。

デ ❝They are all Russians.❞
ル ❝They’re hackers.❞
デ ❝Are there no hackers who aren’t Russians?❞
ル ❝No, there’s barely any Russians who aren’t hackers.❞

ロシア人はサイバー攻撃に強いですね。
きっと、お給料いいんでしょう。国策に近いのではないでしょうか。お家芸?(違うか…)
ジョークで和らぐけど、お国柄が透けて見えます!
(日本では危機意識が薄いだけで、しっかりサイバー攻撃受けてますよね。。。某国から。
日本のエンタメでこういうジョークあまり見かけないので、もっと出してもいいのに…って。
ちょっと忖度し過ぎなのではないかと思います。現実離れしたお花畑見せさせられれば、そりゃ~テレビ離れ進みますよね。)

ナインボールとの対面で当初は「この子大丈夫??」と訝しがるデビーにルーが
説得します。

❝She is one of the most best hackers in the east coast.❞
❝She has other clients. They don’t know her real name either.❞

その間たばこをゆっくり燻らせるナインボール。
若手ながら余裕たっぷり。生い立ちについては謎めいてますが、実名は
意外なところから発覚します。可愛い名前です(笑)
ハンドルネームだけで仕事ができるということは、相当スキルフルなのでしょう。
フリーランスで様々な顧客を抱えているという設定なので、実績もさることながら、
一見いけ好かないキャラクターのようで、実はビジネス上の社会常識、コミュニケーションスキルも高いのではないかと思われます。

まとめ

スカウトの理由が分かると同時に各キャラクターが得意とすることが必然的に
浮き彫りになります。それは必ずしも目に見える仕事のスキルだけではなく、、、
その目に見えない能力が合わさって最高の結果を創り出すことにつながるところが面白い!

そのキーワードが「意外性」!

ローズ デザイナー
度胸⇒図太さとも言う♡
コンスタンス スリ師
人間性⇒だまされても憎めない性格。
アミータ 宝石商
ストイック⇒瞬間的な集中力。ゾーンに入る時の目つきが鋭い。
タミー 主婦
人脈⇒現場主義者。現場が大きければ大きいほど生き生きとする。
ナインボール ハッカー
社会常識⇒フリーランス。実は対人関係構築スキルも高い。顧客満足度の高い仕事をする超現実主義者。

私のお気に入りはローズとタミー♡
ローズは気弱なところがあるのですが、ここぞという時に年の功によるものなのか、
周囲を説得させる威力があります。
皆を包み込む、母親的(精神的な安心感)な存在。
実は一番大胆で図太いのはローズだと思う!若い子だったら躊躇してできないことを
いい意味でズカズカ踏み込める雰囲気があります。
いい意味で空気読まない、自分のリズムを貫ける。
でも、自己中にならないのは、ちゃんと自分のキャリアを確立しているから。
映画の台詞を借りるならば、establishedしているから。

ちなみに私はタミーに親近感♡

以上、各キャラクターを深堀りしてみました。
あなたはどのタイプ?どのタイプが好みですか?
キャラクターに親しみが加わると、また違う角度で映画を鑑賞できるかもしれませんね♡

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